【桜届けるプロジェクト】「桜の森 夜の森」写真展レポート

わわプロジェクトでも復興リーダーの一人として紹介させて頂いている、福島はいわき市の地域活性プロジェクト【MUSUBU】の写真展に行ってきました。この日は見事な晴天!まずは仮設住宅の駐車場での展示です。
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見事な晴天!開展間際、人が集まってきました
MUSUBUのメンバー、宮本さんの母の実家である、富岡町の夜ノ森。「桜の町」として町も力を入れていたというこの地域は、福島第一原発事故による警戒区域に位置しています。
春が近づき桜の時期が近づくと、誰からとなく、「今頃桜が咲いているね」「夜ノ森の桜がみたい」と桜の話題が持ち上がり、宮本さんも大好きだった夜ノ森の桜を、「みんなに見せてあげられないだろうか」という思いつきから始まったこの企画。
しかし、避難を強いられた町の人々は、福島県内外、仮設住宅などへ散り散りに。そこで、移動写真展のアイデアが浮かんだそうです。
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トラックの荷台が写真展会場に!じっくり写真を覗き込む来場者
“ここに桜の名所があった事を知らない人達にしってほしい。住んでいた人達に見てほしい。” そんな想いが詰まった、トラック型の写真展。第1回目は8月11日、郡山市富田町応急仮設住宅にて。続いて8月25日は福島市、26日はいわき市の2カ所で行われました。
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アクアマリンパークに移動。「トラックの中に写真?」設営の様子を見守る人達
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おやおやこの写真は!?懐かしいなあ、きれいだなあ。なんて声が聞こえて来そう

「懐かしい」「帰りたい。帰れない」「桜に罪はない」「来年も桜は咲くんだろうなあ」
予想以上に様々な反応を訪れた方々から聞く事ができたそうです。
一見すると、散り始めた見事な満開の桜並木、桜吹雪。しかし人の気配がなく、道路脇や公園に咲いているにも関わらず車や人に踏み荒らされずに散りつもる桜の花びらは、美しくも不思議な違和感を感じさせます。
展示されていた写真の一部はポストカードとしてMUSUBU公式サイトにて販売中。
8月の写真展を見逃した方に朗報!
10月28日、「INTER PLAY IWAKI」で写真展示が決定したそうです。
ぜひこの機会に、夜ノ森の桜をご覧下さい。
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「INTER PLAY IWAKI」内にて写真展時決定!
2012年10月28日(日)OPEN/START 12:00 CLOSE 18:00
会場:Cafe京介(いわき市江畑町塙72-30)
入場料:¥1,000(小学生迄は無料)
出演:LIVE AND DJ 渡辺俊美(TOKYO NO.1 SOUL SET,THE ZOOT16,猪苗代湖ズ)/SUPPORT DJ 木田浩史 吉田アゲコand more

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