わわプロジェクトでは、2011年9月17,18日に岩手県山田町の山田八幡宮にて行なわれた「復興祈願例大祭」(山田祭り)のお手伝いと取材に行ってきました。
山田祭りの復活は、わわプロジェクトのWEBサイトでも支援プロジェクトとして掲載させて頂いています。詳しくは支援プロジェクトページをご覧下さい。
17日の午前9時、私達が山田八幡宮に到着すると、地元の方々が力を合わせてお祭りの準備を行なっていました。慣れた手つきでお祭りの準備をする地元の方々。私達は掃除や力仕事のお手伝いをさせてもらいました。
一緒になってお手伝いをしていると、いろいろなお話を聞かせてもらえます。山田の祭りに対する熱い気持ち。神輿もすべて元通りに作り直して「本当の山田祭」を見せたいという気持ちを聞かせてもらいました。
わわプロジェクトでは、山田祭りが復活するまで取材を重ねていくつもりです。
朝一番から地元の方々が協力して準備を進める。慣れた手つきで「祭り」をつくっていきます。
津波の被害を受けてバラバラになった大杉神社の神輿。ひとつひとつ綺麗にして組み立てる。
17日の17時より「宵宮祭」がはじまる。八幡大神楽、八幡鹿舞、境田虎舞、山田大神楽、関口剣舞、八木節が順に奉納され、降ってきた雨にも負けず、多くの方々が舞を見ようと集まって、境内は熱気に溢れていました。本当に、地元の方々が楽しみにしていたお祭りなんだとなと感じます。
宵宮祭の奉納をする「八木節」の模様。お囃子にあわせて大人も子供も舞を踊る。
宵宮祭のラストは、山田の海から放たれた花火。間近でみれる花火は、とても印象深く、心に残りました。
翌日、18日の例大祭。午前10時より例大祭が始まり、神楽が順に奉納されます。
出来上がったばかりのわわプロジェクトの「わわ新聞」と3331のフリーペーパー「TRANS ARTS」を無料配布。記事のなかには山田八幡宮の記事もあり、地元の方々に大変喜んでもらえました。
TRANS ARTSとわわ新聞を手にとる地元の方々。山田八幡宮の佐藤宮司が掲載されており、記事をじっくり読んでもらえました。
八幡鹿舞の様子。笛による印象的なお囃子と、木を薄く削って束ね、着色した”カンナガラ”を身にまとい迫力のある舞を披露。
取材した我々は、山田祭りの素晴らしさ、その迫力に圧倒されました。
「山田の祭りはこんなもんじゃねぇ。もっともっと凄い祭りなんだ。」
そんな地元の方のお話に、復活した山田祭りを必ずこの目で見てみたいと感じました。
わわプロジェクトでは、今後も山田町と山田祭の支援を続けてゆきます。祭りが元に戻り、山田を離れた方々が町に戻ってくる日を願って。
わわプロジェクト あざみ