wawa×AFT「つくることが生きること」シリーズ vol.1 開催

<イベントは終了しました>

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
当日の内容の一部を、わわ新聞15号に収録しています。
是非ご覧ください。
 
 
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震災後の浮かび上がった様々なテーマをゲストを招いて語り合う
wawa×AFT「つくることが生きること」シリーズ がはじまります。
記念すべき第1回目のテーマは…..
 
 
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福島からはじまる持続可能な地域のかたち 〜風土とテクノロジーの結婚から生まれる新しい風景〜
 
8月10日(月)19:00-21:00
会場:3331 Arts Chiyoda 1Fラウンジ
料金:一般2000円/学生1000円
お申込み:http://0810-wawa-aft.peatix.com
 
 
[ゲスト]
赤坂憲雄(民俗学者、学習院大学教授、福島県立博物館館長)
佐藤弥右衛門(会津電力代表取締役、大和川酒造店9代目社長)
伊藤宏一(哲学者、千葉商科大学人間社会学部教授)
 
 
 
「コミュニティ・パワー」という言葉を知っていますか?
「コミュニティ・パワー」とは、地域の人々がオーナーシップをもって進める小規模分散型の自然エネルギーの取り組みのこと。今、急速に成長するこの仕組み・取り組みが、新たな潮流として世界で注目を集めています。国内でも「ご当地電力」「ご当地エネルギー」といった単語を耳にする機会が増えましたよね。
 
近年の自然エネルギーを取り巻く環境・状況の変化は「エネルギー・デモクラシー」として大きなうねりとなり、今、世界に変革を起こしつつあります。エネルギー学者の飯田哲也さんは、この自然エネルギーが置かれる今の状況を、IT革命直前の「インターネット前夜」にとてもよく似ている、と言います。
 
 
日本では3.11後、原発事故を受けて全国で多数の地元主導のご当地エネルギー会社が動き始めましたが、中でもとくに注目をあつめているのが「会津電力」です。会津電力は、原発事故で甚大な被害を受けた福島でできた本格的なご当地エネルギー会社で、200年の歴史をもつ造り酒屋の9代目であり、喜多方のまちづくりを行ってきた地域の名士でもある佐藤彌右衛門さんが代表を務めています。
 
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▶原子力に依存しない安全で持続可能な社会づくりと会津地域のエネルギー
自立を目指す「会津電力」の雄国発電所。年間で約300世帯分の電力を生む。
 
 
今回は、佐藤彌右衛門さんをはじめとするキーマンの方々をゲストに迎え、原発事故や地域の課題に切実に向き合うことで生まれた「会津電力」のお話を通じ、エネルギーと地域の関係について、そしてエネルギーデモクラシーにより創造される「新しい風景」について、参加者のみなさんと共有し考えたいと思います。
 
地域・地元に関わる活動をしたい人、自然エネルギーの取り組みに興味がある人、3.11後のもやもやを具体的に言語化したいひとはとくに必見です。
未来への構想力に満ちた貴重な時間となるでしょう。
 
 
 
[ゲスト]
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▶赤坂憲雄(あかさか・のりお)
1953年生まれ。学習院大学文学部教授。福島県立博物館館長、遠野文化研究センター所長。昨年発足した『ふくしま会議』、ウェブサイト『ふくしまの声』の運営にも携わる。主著に『東北学/忘れられた東北』『柳田國男を読む』など。震災以降の東北を訪ね歩いたフィールドワークの記録は『3・11から考える「この国のかたち」東北学を再建する』で読むことができる。
 
▶佐藤弥右衛門(さとう・やうえもん)
会津・喜多方の地で江戸時代より続く合資会社『大和川酒造店』の九代目社長。2011年3月の福島第一原子力発電所事故をきっかけに、原発に頼らないエネルギーの地産地消をめざし、地元の自然エネルギーを利用するべく一般社団法人『会津自然エネルギー機構』を立ち上げ、理事に就任。一般社団法人 全国ご当地エネルギー協会 代表理事。
 
▶伊藤 宏一(いとう こういち)
千葉商科大学人間社会学部教授。NPO法人日本FP協会専務理事、日本FP学会理事、金融経済教育推進会議委員、一般社団法人全国ご当地エネルギー協会監事。持続可能な成長のための共有経済(シェアリング・エコノミー)の推進を提言(http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/tokusyu/201504/201504toku7.htmlなど)し、会津電力(株)をはじめ、再生可能エネルギー事業を行う全国各地の市民電力会社のサポートをしている。

 

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