くまもとアートポリス東北支援『みんなの家』建設推進委員会

私たちはみな、今回の大震災の当事者です。だから批判ばかりせずに、今日できることから始めなくてはなりません。そして、東北のみなさんが厳しい自然と向かい合いながら持ち続けた強い「心の絆」を失わない取り組みが必要です。その絆こそ、これからの社会の素晴しいモデルなのですから。(伊東豊雄)

熊本から届いた住民の集いの場
くまもとアートポリス東北支援『みんなの家』

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『くまもとアートポリス(以下KAP)』は、優れた建築により質の高い生活環境の創造や地域文化の向上を図り、情報発信基地となることを目指して1988年にスタートした熊本県独自の事業。そのコミッショナーの建築家・伊東豊雄が、仮設住宅で暮らす住民の精神的な安らぎの場として『みんなの家』の提供を提案。賛同した熊本県の諸団体が建主となり、KAP県外初のプロジェクトとして実現した。建築設計は伊東豊雄とともにKAPアドバイザーで建築家の桂英昭、末廣香織、曽我部昌史が行い、構造家、家具デザイナー、テキスタイルデザイナー、造園家なども協力した。住民も打ち合せを重ねるにつれ主体的に関わるようになり、竣工式では、住民主催の芋煮会が開かれたり、『みんなの家』に神棚を取りつけたり、炬燵を設置したりと自分たちの空間として使いこなし、現在はみんなの憩いの場として活用されている。

[活動期間]
2011年5月〜10月

[お問い合わせ先]
TEL: 096-333-2537(くまもとアートポリス事務局・熊本県土木部建築課内)
MAIL: kenchiku@pref.kumamoto.lg.jp

(リンク)
http://www.pref.kumamoto.jp/site/artpolis/list1769-3625.html

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